市政の動き−市政の動き
【19.11.01】すいとぴあ江南どうなる?
党議員団ですいとぴあ訪問
江南市のシンボル・すいとぴあ江南の存続問題で、市民から心配の声が上がっています。
「財政難により2023年度で廃止」との新聞報道がありましたが、正確には廃止はまだ決まっていません。
一斉に老朽化し建て替え時期が迫る市内の公共施設をどうするのか方針を定めた2018年3月策定の市公共施設再配置計画で、「類似施設が市内にないが、市の公共施設で2番目に維持コストが高額で、行政関与の必要性が低い」として、「民間譲渡・廃止で施設総量の縮減をはかる」とされ現在、検討中です。
市商工会議所からは、「存続を」との要望書が提出されました。
しかし市街化調整区域にあるため、民間が譲渡を受けても宿泊施設を営業できない難しさがあり、廃止を避けるためには市施設として存続の道を探ることになります。
市民の皆さんからは、「市内には他に宿泊できるところがないので存続させてほしい」「施設の稼働率が悪い。営業をもっと工夫し稼働率を高め存続を」との声の一方で「市民の税金を投入する市民のための施設という本来の目的とは違ってきている。市全体を見て、思いきった見直しも必要」との意見も寄せられています。
11月1日、党議員団ですいとぴあ江南を訪問。新しい館長さんや指定管理事業者(株)大成の責任者の方からお話を伺い、率直に意見交換をすることができました。
今年度から第4期5年間の指定管理期間となり、不振だったレストラン部門の委託業者を変え、年間指定管理料もこれまでの年間8137万円から年間1億955万円の契約に増額となっています。
レストランの新メニューの工夫や、イベント来場者のレストランへの誘導、新しい層の開拓、特に平日の宿泊客増のための営業活動、近隣施設との共同、積極的な情報発信など、意欲的に収支改善に取り組んでいることがわかりました。
景気の回復が収支改善に最も重要との意見には全く同感。お昼は、レストランで日替わりメニューを大変おいしくいただいて帰りました。
市民のすいとぴあ江南への思いを大切にしながら、党議員団としても、また議会全体でも、真剣にすいとぴあ存続問題に取り組まなくてはならないことを痛感しました。