市政の動き−市政の動き

【16.08.07】市地域公共交通会議を傍聴

現状をしっかりとみて検討を

   8月4日(木)第2回地域公共交通会議が開催され、市民11人で傍聴しました。

 会議では、コンサルタントから江南市の現況をまとめた資料の報告があった後、路線バスやいこまいCARの利用者アンケート調査を行う方法と、8月下旬に市内5箇所で開催する「地域公共交通を語る会」(意見交換会)の持ち方について協議が行われました。

 市内公共交通網の再編についての基礎調査をこれから行うというのに、コンサルタント資料では「江南市民には、いこまいCARのサービスが提供されているから、移動制約者は存在しない」「市の財政見通しは高齢化の進展により、より厳しい見通しにある」「住民意見は税投入の拡大は望んでいない」と総括。

 調査前にして、すでに結論は出ているかのような記述でした。

 傍聴した市民も「傍聴している方が恥ずかしくなるほどの、出来レースではないか」「交通不便地域で困っている人たちの現状をしっかりと見て、20年30年後を見据えてこのままでよいのか、真剣に検討してほしい」と感想を述べていました。

 大口町の課長さんや名古屋鉄道本部西部支配人までオブザーバーとして参加してもらった、20人もの交通関係者が一同に揃った会議でしたが、なんとも残念としか言いようのない中身でした。

  「交通不便地域の住民にも便利な生活の足を実現させる」ことを目指して様々な活動してきた「タウンバスを実現する会」として、会議に先立ち会長宛に要望書を提出しました。

主な内容は 1.すみやかに法定協議会に移行させること。2.利用料金の面で問題があるいこまいCAR頼みでなく、巡回バスやデマンド交通などを組み合わせた総合的な公共交通網を実現させてほしい。の2点です。

この要望書は会議資料の末尾に添付し委員に配布してもらえました。
また、これまで会議資料は、傍聴後に返却しなければなりませんでしたが、今回から傍聴者の持ち帰りを認めるように改善措置が講じられました。

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