市政の動き−市政の動き

【15.10.31】行き詰り打開できるのか、新ごみ処理施設

2市2町の首長と地元正副区長との懇談会予定

  (写真は、江南市の建設候補地・中般若町北浦地区。放置された民間業者の焼却炉が残っているのが見える)

10月30日(金)江南市議会全員協議会が開催され、依然として行き詰ったままの新ごみ処理施設候補地問題を協議しました。

 前市長・堀元氏が2012年10月、一方的に江南市内での建設を表明したため、江南市だけの責任で地元同意を取得しなければならなくなった2市2町の新ごみ処理施設候補地(中般若町北浦地区)問題。

 隣接の扶桑町小渕地区は、一貫して地区をあげ反対を表明してきました。住民アンケートでも6割が建設反対。

 2年経過した今年8月時点でも、小渕区会は「北浦ありきで歩み寄りがない」として、江南市長、扶桑町長連名での説明要請も拒否。対話の糸口すら見いだせない状態です。

 江南市は、小渕区住民の「江南市職員のみで中般若町北浦地区を選定した評価方法に問題がある。外部評価を実施すべき」との疑問、要望に応えるとして、一般財団法人・日本環境衛生センターに再評価を依頼。この日の全員協議会では、「江南市が実施した候補地選定結果は妥当」との検証結果(2015年10月)が説明されました。

 また、2市2町首長のブロック会議(10月13日)で、犬山、大口、扶桑、江南の4首長が揃って地元住民と対話する方針を決め、11月26日に、江南の地元3地区を含む6地区の正副区長と4首長の懇談会を開催すると発表。市長は「公共の利益の観点から、危機意識を持って、江南市の候補地で進める」と、あくまでも「北浦ありき」で進める方針です。

 しかし果たしてこの姿勢が、丁寧な対話、本当に住民に寄り添った姿勢といえるのでしょうか。これで地元合意が得られるのでしょうか。

 日本共産党議員団は、「江南市職員のみでの候補地選定が、透明性、公開性の点で非があったことを反省し謝罪した上での対話が必要。候補地の押しつけであってはならない」「ブロック会議準備室は何年もの間、不正常な開店休業状態。江南市が一方的に手をあげた2012年10月以前まで戻し、4市町の準備室として正常に取り組めるよう筋を通すべき」と主張しました。

 

▲ このページの先頭にもどる