活動日誌−東奔西走
【16.02.10】これからの公立図書館づくりを研修
小牧市議会議員研修会に参加
2月9日(火)、小牧市議会議員研修会「これからの公立図書館づくりについて」に参加しました。
講師は元塩尻市立図書館長の内野安彦氏。内野氏は、塩尻市新図書館の開館準備を館長として指揮するために、市からの招聘に応じて塩尻市役所に入所。
図書館を中心とした複合施設「塩尻えんぱーく」を、市民、利用者、関係者とともにつくりあげた人で、現在は大学講師として活躍中です。
研修会には小牧市議会だけでなく、岩倉市議会はじめ他市町議員や一般市民も多数詰めかけて定員を超える満員状態。
小牧市民は、昨年10月の住民投票で市長が推進したツタヤ図書館を否定し白紙に戻させたばかり。
講演に熱心に耳を傾ける市民の姿が目立ちました。真に市民のための図書館をつくりあげようとする熱気が感じられました。
内野氏は、出版業界が縮小し、まちから書店が消えていく窮状の中で、図書館が良書を収集し市民に提供すること、残すべき郷土資料を地域の図書館がきちんと収集し保存すること、将来にわたって出版文化を守ることが図書館に求められていると述べました。
また図書館員が、図書館の可能性を市民や市職員、議会にもっと周知していく努力が必要と語り、指定管理制度導入についての質問には「図書館からワーキングプアを作ってはならない」とキッパリ答えていました。
写真は、一昨年、党議員団で視察研修した塩尻市立図書館の内部。