活動日誌−東奔西走

【14.07.01】一人一人が大切にされる教育を

尾北の子どもと教育を考えるつどい

   6月29日(日)「尾北の子どもと教育を考える集い」に参加。愛知教育大学の藤井啓之教授の講演に耳を傾けました。

 日本の子どもたちの自己肯定感の低さ、将来へ明るい希望を持てない子の多さ、相対的貧困率が先進国中アメリカに次いで第2位という「貧困大国・日本」の現実、とりわけ世帯収入と子どもの学力との間に強い相関関係があることに愕然とさせられました。

  正規雇用から派遣、パートへの置き換えが進む中、6人に1人という貧困家庭に育った子どもたちが貧困の連鎖に落ち込んでいる現実。これらが自己責任だと思い込まされる社会の構図があることにも気づかされました。

   

  学校の問題として、「子どもたちの身を縮めて鋳型に当てはめる、減点法の教育になっていないか?」「子どもたちの個性や自由を発展させるのではなく、既存の社会に適応を求める教育になっていないか?」との指摘には、思い当たる点がありました。

 かつてとは全く違う「生きづらい」時代の中の子どもたちであることを、親や周囲の大人が自覚しなければなりません

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