活動日誌−東奔西走
【14.02.12】岩倉市デマンドタクシーを視察研修
1回300円で、高齢者や障がい者の外出支援
2月12日、党議員団3人と巡回バス問題に取り組む市民3人で、岩倉市のデマンド型乗合タクシー「のり愛い〜わ号」を視察研修しました。
岩倉市では市長の公約にもとづき、昨年10月からデマンド型乗合タクシーの実証運行を行っています。あらかじめ登録した市民が利用でき、定員8人のワンボックスカー2台で市内全域を運行。電話予約にもとづき自宅や公共施設、病院、バス停等で乗降でき、1乗車300円(就学前児童は無料)。東京大学が開発したコンピューター活用のコンビニクルのシステムで運用されています。
最初の3ヶ月間は6回分の無料お試し券が配布されたこともあり、利用者は一日あたり平均51人(12月)と順調なスタートを切りました。無料券が無くなった1月は利用が減少しており、これからが正念場のようです。
市民から、「銀行や郵便局、商業施設への乗り入れも可能にしてほしい」「帰りの予約がしづらい」「他市への乗り入れができないか」など、改善要望が出ています。しかし、既存の名鉄バスや鉄道、タクシー事業者の経営への圧迫を避けるために、デマンドタクシーを福祉目的に絞り便利さに一定の制限をかけざるを得なかった事情もあり、対応が難しそうです。また、経費的にもかなり高いことは否めません。1年間の実証運行の成果と改善方向を注視していきたいと思います。