活動日誌−東奔西走

【11.11.04】浜岡原子力館を見学

  11月2日(水)愛知県年金者組合女性部の「女性の目から探る浜岡原発」のバスツアーに参加してきました。大型バスいっぱいの49名で金山を出発。バスの中では、放射能汚染について、生協で食品の安全について携わってきた前名古屋市議の榑松じゅん子さんが、原発問題については、元中電社員で県連絡センターの三枝豊明さんの詳しい説明を聞き、事前準備をしっかりして、原子力館へ。隣にありながら、発電所の中の見学は今はできないとのこと。
 原子力館内は、当然のことながら原子力発電がいかに必要か、安全であるかをクイズや模型、体験や映像で訴えてきます。
 その中で特に目に入ったのは、「万一事故があっても放射性物質が、発電所の外に出ないよう原子力発電所の安全は、3つの原則(フェイルセイフ・インターロック・多重性)と、5重の壁(ペレット・被覆管・圧力容器・格納容器・原子炉建屋)で守られています」という説明。福島の現状をみるといかにむなしいかを実感。
 また浜岡原発は、御前崎の先端に位置しています。三枝さんの説明によるとかつてこの沖合には小さな島が3つ点在していたが百数十年前の大地震によって消えてしまったとのこと。江戸時代の末期1854年に起きた安政東海大地震から今年は157年目になるそうで、いつ起きても不思議ではない東海大地震。改めて東海地震の震源域にある最も危険な浜岡原発の一日も早い廃炉へ運動を広めようとの思いを参加者一人一人が強く感じたツアーでした。(森 ケイ子記)

  高さ22m実物大の原子炉模型の前で

浜岡原子力発電所 右から1号機  

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