活動日誌−東奔西走
【11.05.23】茶色一色の風景…東日本大震災
江南市職員による被災地支援活動の報告会が開かれました。
5月23日(月)午後6時より江南市民文化会館小ホールで「江南市職員被災地支援活動報告会」が開かれました。主催は、江南市職員でつくる「藤花ちゃん東日本応援project実行委員会(会員40名)」
実行委員会は、職員として、人としてやれることはないかと活動を始め、支援グッズの販売や11日を忘れないための毎月11日を募金活動の日と決めての取り組みなどを行っているとの報告があり、実際に被災地で活動を行ってきた4人から報告がありました。
給水活動は、4人1組で3班が参加し、石巻での活動をリアルに報告。移動中の車から撮影された街の様子は、まさに茶色一色。そこに家があり、人々の生活があったところです。派遣された地域の水道復旧率はいまだに50%とのこと。一滴の水の大切さが伝わってきました。
事務支援は、仙台市で介護保険の業務支援と罹災証明の発行にそれぞれ1名が携わってきた報告。若林区の津波想定区域は、海岸線から1kmだったが、2.5kmを超えて押し寄せてきて壊滅的な被害を受けた地域。介護保険料の減免申請の受け付けに他県からも派遣されてきた職員とも協力し、日曜日には避難所の支援にボランティアと協力して対応する活動を行ってきたとの報告。
罹災証明書の発行に携わった職員は、津波の被害ばかりが報道されているが、地震の被害も大きく、仙台市泉区だけでも9000件からの申請があり、確認作業に1人1日15〜20件ぐらいしかできないため大変な事務量となっていると報告。
消防隊は、17隊61人が宮城県亘理町と山元町で行方不明者の捜索や消防活動に参加。福島原発から80kmの地域であり、放射線量の測定器をつけての活動。寝袋に包まり雑魚寝での活動だったとのこと。がれきや漁網の絡まった中を一つひとつ確認する作業を根気強く行い遺体の発見にもつながってきたとのことでした。
みなさん本当にごくろうさまでした。
今起きるかもしれない東海、東南海地震に備え、この体験をわが町の防災活動や生活に生かしていく取り組みが私たちに求められています。