市政の動き−市政の動き

【22.10.03】保育民営化を考える学習会を開催

公立保育園をまもろう

  10月3日、党議員団主催で保育民営化を考える学習会「安心・安全で豊かな保育を江南の子どもたちに」を開催しました。

講師は、この問題に詳しい名古屋市職労の武藤貴子さん(保育士)。

「公立園は、お金がかかる。だから減らして民営化」が狙われていますが、本当は公立でも民間でも保育園の運営に必要なお金は国が保障しており、公立を増やすも減らすも自治体の姿勢次第であることがわかりました。

「国の保育政策は、とにかく企業に儲けさせるためのものになっている」とのこと。

本来、全額使い切って保育所運営にあてるべき認可保育所の運営費のうち、株式会社等の保育所では3割を繰り越して、株式会社の事業拡大に流用できる仕組みとなっていて、そのため民間保育所では、経験の浅い保育士を多く雇い給与を低く抑えるか、保育士の人数をぎりぎりまで減らすことになります。

また、適正な規模の保育園は100人程度。200人を超えると目が届かず,事故のもとになります。経験の浅い、ぎりぎりの人数の保育士で運営される民間保育所ではさらに危険です!



公立園は、突然の閉園はない。保育料の滞納で退園を迫られることもないし、障害児の保育も保障される。別途料金を徴収して、所得の低い世帯の子が寂しい思いをさせられることもない。

など、様々な視点から公立園を守る大切さを学ぶことができました。

保護者の方々に、公立保育園の大切さをどう伝えていくかが課題です。
今日を出発点として、学んだことを生かし、運動を広げたいものです。

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