市政の動き−市政の動き

【20.10.23】自治体キャラバンが江南市に要請行動

自治体キャラバンが江南市に要請行動

  県内すべての自治体を訪問し、各市町に対し、医療、福祉、介護など社会保障の拡充を要請する活動を続けている(今年で41年目)、愛知県自治体キャラバン2020が、10月21日、江南市役所を訪問。


江南市の新婦人、年金者組合、民主商工会、医療生協などの団体、市民を含め15人の要請団が、市への要請行動を行いました。党議員団の三輪が参加しました。


当局からは、健康福祉部長はじめ、関係各課長に出席していただき、事前質問やアンケートへの回答に基づいて約1時間にわたり懇談しました。


主な要望と回答は

●第8期介護保険事業計画ではコロナの影響もあるので、基金も使い保険料の値下げをしてほしい。江南市のように保険料所得段階区分が10段階と少ない自治体はほとんどない。所得段階区分を増やして低所得者の負担を軽くしてほしい。

⇒国の制度で保険料にコロナ減免もある。1〜3段階では国の制度を使い、すでに保険料の軽減をしている。8期〜9期と長期見通しの中で持続可能な制度になるよう考え、基金のとりくずしができるかどうかも検討する。所得段階は増やす方向で検討している。




●国保と介護保険ではコロナ減免の適用条件はほぼ同じなので、申請書類の簡素化はできないか。国保と介護保険の減免数の違いが大きい。調べて申請もれがあれば通知をしてほしい。
 

⇒書類の1本化はできないが、チェック表を作って、1つの申請がすんだら次はどこにいけばいいかの案内はするようにしている。10月までに国保税コロナ減免123件、介護保険料コロナ減免83件を行った。両方を突き合わせて漏れがないか調べてみる。

  ●生活保護を担当するケースワーカーの数が2017年の6人から5人に減らされ、担当する世帯数が1人あたり87件で基準の80件を超えている。またケースワーカー経験年数が平均1年3か月と大変短い。ぜひ経験のある職員の人数を増やすよう人事に言ってほしい。


⇒人事異動で2人の交代があり、平均の経験年数が下がった。大変な仕事で、経験が必要であることはわかっているが、人事の都合でいたしかたない。今のところ、特に申請数が大きく増えることはないので、特に人員増は要望していない。

●子どもの医療費は18才までの無料化が進み、7市で実施しており、入院については48%の自治体で実施している。

保育園が今の基準では密にならざるをえない。配置基準の見直しはできないか。

インフルエンザワクチンの子どもへの助成が議会で請願採択されているのに実施されないのはおかしい。多くの自治体で実施されているが、その自治体のワクチンが足りなくて困ったという話はきいていない。



⇒医療費助成に年齢拡充の方向は検討しているが、財源が必要で今は困難。他市町村の様子をみながら検討を進める。

保育園3才未満児と障がい児が増えている。どこも保育士不足で国の基準以上の保育士を置く余裕はない。

子どもへのインフルエンザワクチン助成の議会の決定は重く受け止めていて、年齢制限などをつけて実施したいと考えていたが、コロナ感染症の広がりで今年はどうしても高齢者の接種を優先し、不測の事態にならないようにするため、子どもの助成は見送った。今すでに毎日30件ほど、どこへ行ったら接種できるのだという問い合わせがきている。

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