市政の動き−市政の動き
【20.01.12】わかくさ園の現保護者の声を市に届ける
わかくさを守る会が市担当課と意見交換
江南市立児童発達支援事業所「わかくさ園」。
江南市は公共施設再配置計画の中で、建物が老朽化したわかくさ園を「民間譲渡・廃止」する方向で検討しています。
かけがえのない障害児の母子通園施設「わかくさ園」をぜひ直営で存続させたいと、保護者OB職員OBで昨年結成された「わかくさを守る会」が、現保護者18人の意見を丁寧に聞き取って文書にまとめ、1月10日、その声をもとに担当課と今後の方向性について意見交換。党議員団(かけのまち子)も同席しました。
保護者の声では「母子通園の保育士に、子どもの良いところを褒められることがすごくうれしい。母子通園で学んだことを家でもやっている」「ここは母子で通えるし、固定した人たちなので顔みしりになり、(我が子が他の子に)手が出ることも少なくなっている。相談もできるので、親のメンタル面もある」などがありました。
市立だからこそ可能な経験を積んだ保育士の、丁寧な指導。我が子が障害児であることが判明し、当初途方にくれた母親が、園の仲間や保育士の継続した励ましの中で次第に落ち着き、障害を持った我が子を受け入れ、向き合う覚悟ができる場として、文字どおり、江南市の障害児保育の中心的役割を果たすかけがえのない母子通園施設であることを教えられました。
市内では母子通園不要の民間事業所が次々に開設され、わかくさ園と併用する人も増えているようです。
しかし園庭もなく狭い民間事業所と比べ、わかくさ園は環境面で格段に優れた施設です。市立だから果たせる役割もあります。利用希望者が増えて、増設を望む声も出されていました。
財政面だけでは測れない、わかくさ園の果たす貴重な役割を、もっともっと柔らかな心と頭で受け止めてほしいと思います。「わかくさ園の老朽園舎を改修し、直営で存続を」の声を急いで広げていく必要があります。