市政の動き−市政の動き
【19.08.24】猛暑の中、保育園の空調故障で避難
改修工事完了は、来年の夏
9月議会の一般会計補正予算に、古知野中保育園の空調設備の故障に対応する予算が計上されています。
築40年の古知野中保育園。建設時に設置された全館一体型の古い空調設備が、猛暑の7月下旬に突然故障。幼い園児らの命にかかわる緊急事態を招いてしまいました。
保育園職員のみなさんや担当課などが汗だくで迅速対応。
当日は空調が別に稼働していた調理室に3歳未満児を、3歳児以上は市民文化会館に避難させ、翌日から9月末まで、施設に余裕がある宮田東保育園で全園児を合同保育することに決定しました。
古知野中保育園の乳児室に急きょエアコンを設置して、延長保育・土曜保育に対応。
保護者への説明会も開催。9月末までマイクロバスで園児を宮田東保育園まで運ぶこと、11月までにエアコン設計を終え、来年3月に改修工事に着手、6月に完了予定であること、古知野中保育園の運動会は延期して開催する方針などが説明されました。
9月議会に提案される一般会計補正予算には、エアコン故障による緊急対応として、バス借り上げ料 96万2千円、スポットクーラー4台借り上げ33万6千円、古中保育園乳児室のエアコン設置工事費129万6千円、故障した古知野中保育園と同様に老朽化して故障のおそれのある、あずま、古知野南保育園もふくめ3園のエアコン設計委託料 610万5千円が計上されています。
日本共産党議員団は、7月末のエアコン故障以後、保護者の方からの訴えなどをもとに保育園を訪ねて現状を把握し、担当課に対し園児の安全第一での万全な対応を要請。
8月19日開催の全員協議会でも、全議員に詳細に説明すること、市長の責任において記者会見などで対外的に公表することを求めてきました。
保育園に限らず、老朽化し更新時期が迫った公共施設が集中する江南市。この8月、老人福祉センター内でも高齢者の熱中症が発生しています。
幼児や高齢者の命にかかわる公共施設の空調設備の点検、更新計画について、改めて取り上げていかなければと考えています。