市政の動き−市政の動き
【17.01.25】新ごみ処理施設整備計画案まとまる
概算建設費を追加
1月23日(月)に開催された、第5回新ごみ処理施設整備検討委員会を傍聴しました。
前回(11月末)の会議で素案ができていたので、そこに処理方式ごとの概算建設費を追加したことが主な変更点でした。
懸案の概算建設費は、国内主要メーカー10社に対し見積依頼を行い、回答があった9社の処理方式ごとの平均値が、整備計画案の比較表として示されました。
しかし、前回までに何度も委員から要求が出ていた、建設費だけではなく維持管理経費も比較するべきだとの件については、最後案でも示されませんでした。
興味深かったのは、灰溶融なしのストーカ式焼却炉が回答数が最も多く、全国でも断トツで実績数が多く平均額も安価となっていることでした。維持管理経費の比較もきちんと示されていれば、さらに処理方式別の妥当性が明確になったのではないかと思われました。
原案にあった概算事業費の項は、算出根拠が不明確で数字が独り歩きする恐れがあるとの委員多くの反対で、最終案から削除されることになりました。
それにしても数年前は、焼却ごみ1トンあたり炉の建設費は5000万円が相場と言われていましたが、建設費の高騰で、1トンあたり8000万円以上もの見積もりが出ていて驚かされました。ガス化溶融炉は、さらに高額です。
燃やすごみを減らして炉の規模を縮小し、財政の節約することがますます必要になってきました。