市政の動き−市政の動き
【16.08.21】初の行政事業レビューを傍聴しました
市民参加で事業を見直し
8月21日(日)市民文化会館で行われた、江南市版事業仕分け「行政事業レビュー」を傍聴しました。
多くの事務事業の中から3段階の選定作業を経て絞りこんだ5分野6事業について、傍聴者が見守るなか、それぞれ1時間の時間配分で市職員の概要説明、有識者や市民からなる判定員と市民評価員(公募市民)からの質疑応答、評価結果のまとめ、判定員のよる判定、総括が行われました。(写真)
対象となったのは、毎年継続してきた事業ばかりで、農産物秋の収穫祭や敬老事業、雨水抑制事業、中学生海外派遣事業と国際交流事業、公募型協慟支援補助事業の6事業でした。
判定員や市民評価員からは、自らの知識・経験などに基づいて、様々な角度から意見や改善点が出されました。議会でも毎年、予算・決算審議を行っていますが、新規事業でない場合、細部に渡っての突っ込んだ審議は時間的にも行えず、前例踏襲で継続するのが当たり前になってきました。
今回の事業レビューを傍聴し、議員としても、一つ一つの小さな事業も疎かにせず、しっかりと市民目線で再確認することの大切さを学ばせてもらいました。
市職員にとっては、事業の洗い出しや再検討、資料作成準備、質疑応答準備など、大変な負担だったと思います。
最後の総括で有識者から鋭い指摘がありました。市が事業のちらしを配って宣伝し、広報に毎年のように掲載してきた事業でさえ、「知らなかった」という市民が多いのが現実。市役所の独りよがりを反省し、市民にもっと市の政策を知ってもらう機会を市役所の努力で積み重ね、「民度を上げる」ことが重要ではないか、と。同感でした。