市政の動き−市政の動き
【14.07.05】ごみ処理広域化実施計画の改訂を見合わせる
ごみ減量の原点に戻れ
7月4日に行われた尾張北部地域ごみ焼却処理広域化第1小ブロック会議を傍聴しました。
会議では、2市2町が今年度行うごみ処理基本計画改訂と並行して実施する、新ごみ処理施設建設のための「ごみ処理広域化実施計画の見直しについて」が議題となりました。
見直し内容は、現行のごみ処理広域化実施計画における各種データを、2市2町の基本計画の数値を集計して計上する、見直し後の計画期間を平成27年度から36年度までの10年間とする、新ごみ処理施設の整備に向けた幹事会等の検討内容を盛り込むとしています。
しかし、候補地地元の扶桑町小渕区の同意が得られる見通しが立たたない現段階で、「ここで建設することは、はっきりしない。江南丹羽と犬山を合わせる必要があるのか。今、やるべきではないのではないか」(犬山市長)との反対意見が出ました。
結局、今後、状況を見ながら改めて検討することになりました。
一方、各市町のごみ処理基本計画の改訂は委託するコンサルタント業者も決定し、今後住民アンケートも行われますが、住民参加でじっくりごみ減量施策を作っていく姿勢に欠けているようです。
9月末という期限までに地元同意が得られず、再度、候補地選びをすることになる可能性も出てきました。今こそ「ごみ減量」の原点に戻ることが、必要になっているのではないでしょうか。