活動日誌−東奔西走
【16.04.30】聴覚障がい者の方々と災害時対応めぐり懇談
災害時の情報伝達に大きな課題
4月28日、日本共産党江南市議員団は市内在住の聴覚障がい者のみなさんと、災害時の対応をめぐり懇談しました。
懇談には手話通訳などの方々を含め12人の参加があり、切実な要望をたくさんいただきました。要望を市政に反映するため努力していくことを約束しました。
熊本地震の被災地では、高齢者や障がい者など、災害弱者を受け入れる福祉避難所の開設が遅れたり、開設数が不足したりと、一般の人よりもさらに苦難を強いられているようです。
災害時の聴覚障がい者への情報伝達でも、特別な体制を整備し普段から障がい者を意識した防災訓練を行っていなければ、障がい者は取り残され危険にさらされかねません。
初めて知り愕然としたのは、市のあんしん安全ネットメールで様々な災害情報が文字で配信されても、「手話が言語」である聴覚障がい者にとっては、十分に理解できないということでした。
また、懇談に参加された障がい者の方々が、「避難行動要支援者名簿」の存在を誰一人知らず、誰も登録していなかったこともショックでした。
いつ大震災が起きても不思議ではない昨今、障がい者への情報伝達や福祉避難所、防災訓練の在り方などを、障がい者の目線で早急に見直すことが必要だと痛感させられました。
この懇談には、党議員団から森ケイ子、掛布まち子の2市議が参加しました。