活動日誌−東奔西走
【15.10.09】岐阜市立中央図書館を見学しました
居心地のよさに感心
今年7月に開館したばかりの岐阜市立中央図書館「みんなの森、ぎふメディアコスモス」を、江南あおむしの会のみなさんといっしょに見学しました。
ぎふメディアコスモスは、2Fの市立中央図書館、1Fの市民活動交流センター、多文化交流プラザ、展示ギャラリー等からなる贅沢な複合施設。
金華山を間近に望む岐阜市中心部の広大な岐阜大学病院跡地に立地。建築面積約7000平方m、延床面積約1万5000平方mの2階建てで、有名な建築家が設計。
山並みをイメージした曲線の屋根、図書館の天井は全面、岐阜県産東濃ひのきを層状に編んだゆるやかな曲面で覆われ、机や椅子900席が随所にあり、広すぎる図書館内にもかかわらず、森の中のような落ち着いた雰囲気に包まれていました。
天井から大きな傘(グローブ)がいくつも吊り下がり、その下が、親子のスペース、ヤングアダルトのスペース、ゆったりすごすスペースなどに分けられ、書架は各グローブを中心に渦巻き状に配置。
書架の上におかれた小さな昼光色の照明灯が、いっそう心地よさを醸し出していました。
見晴らしの良さを生かし、屋外で読書ができるテラスも3方向に設けられていました。「ここに居ることが気持ちがいい」「ずっとここに居たくなる」「何度でも来たくなる」が図書館のコンセプトとか。そのとおりになっているようでした。
開館からまだ3ヶ月。図書館活動をともに作り上げる市民共同の取り組みや細部への気配り、複合施設の良さをいかす取り組みなど、まだこれからというところでした。
この大きな図書館を岐阜市直営で運営していることには感激でした。図書館の建築は、図書館の目指す目標をしっかりと立てて、それを果たせる設計を考えることがまず大切であることを再認識できました。(掛布まち子記)