活動日誌−東奔西走

【15.06.14】図書館が街を変える、人を変える!

中津川市立図書館長の講演を聞きました

6月13日(土)、「図書館の持つ可能性〜図書館が街を変える!人を変える!〜」と題した江南あおむしの会主催の講演会が老人福祉センター開かれ,議員団で参加しました。中津川市立図書館長の小林光代さん、中津川図書館クラブ会長の桑澤宏康さんの話や活動報告のビデオにすっかり引き込まれました。

 

 

中津川市立図書館は築36年の、公民館と併設の古い図書館。2009年に新図書館建設計画ができたものの、建設の是非をめぐり市内が二分される混乱状態の中、建設は中止に追い込まれました。

新図書館建設のために全国公募で選ばれ、秋田から中津川市に赴任した小林館長は、「古くて狭くて愛想が悪い」と不評だった図書館を現施設のままで再生させようと、「0歳から100歳まで楽しく憩える図書館」をめざして職員や「図書館くらぶ」のボランティアの方々と力を合わせて、改善を重ねてこられました。

図書館員の仕事は「本と人を結びつける」「本を媒体に人と人を結びつける」こと・・・。市民ぐるみの読書環境づくりの努力の結果、昨年度の入館者数は過去最多の約17万7千人と人口の2.2倍に。今年4月、文科省から「子ども読書活動優秀実践図書館」として大臣表彰を受けました。

図書館専門家としてリーダーシップを発揮した館長と市民ボランティア団体が一体となった、手づくり図書館への再生。中津川市では図書館が市民のくらしの身近にあり、市民が集い街の活気の源を創りだすものとなっています。

図書館の可能性を深く学ぶ有意義な学習会でした。
 

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