活動日誌−東奔西走
【13.10.23】新ごみ処理施設を考える学習会開催
新ごみ処理施設を考える学習会が開催されました
10月15日夜、尾北ごみ処理施設研究会主催でごみ問題を考える学習会が開かれました。講師は、元日本共産党国会議員、環境・資源、廃棄物問題研究家の岩佐恵美さんで、江南、扶桑、犬山、大口(2市2町)の住民など会場一杯の60人近くが参加し、真剣に耳を傾けました。
岩佐さんは、ごみ問題の基本は命・環境・資源を守ることにある。日本はごみを作り放題、出し放題の中で8割も焼却しており環境破壊と資源浪費を引き起こしていると、ごみ行政の問題点を指摘。 化学物質が氾濫し、子どものアレルギー疾患や先天性異常の頻度が上昇しており、国はついに母子10万組対象の13年間追跡調査に着手することを決めた。絶対安全はなく、予防的に疑ってかかる姿勢が大切であると強調。
また、100トン以下の炉の国庫補助対象化、灰溶融炉の押し付け撤回、過大施設や高額施設、最新鋭施設を見直しさせるなど、住民と自治体の運動、要求によって、国の間違ったごみ政策を転換させてきた経緯を説明。
焼却炉の建設はだれでもイヤであり、イヤだと言うのはエゴではない。 2市2町のごみは、家庭系も事業系もさらに減らせる、行政側にごみを減らそうという姿勢が足りないのではないか。焼却炉候補地周辺住民だけの問題にせず、全住民の問題にして、市民参加で徹底したごみ減量計画を立て、実行に移す対策を早急にとるべきだとくり返し述べられました。
また行政による候補地押し付けを止め住民合意を貫くこと、高効率発電はごみ減量に反する、廃プラスチックの焼却による環境への悪影響と焼却炉の負荷の増大、溶融によってできるスラグの活用上の問題点などを指摘されました。
日本共産党市議団3人も研究会の一員として、学習会の成功のために努力しました。