活動日誌−東奔西走

【11.11.11】生き方について考えよう=宮田中学校で生徒による講演会

人々を救ったのはひとのこころ…阪神大震災を乗り越えた生徒・親・先生たち

 11月11日東日本大震災からちょうど8カ月にあたる今日。宮田中学校で保健委員会主催による講演会が開かれました。講師は阪神大震災の時に神戸市立鷹取中学校の校長をされていた近藤豊宣先生。藤ヶ丘自主防災会からの案内があり参加しました。
 講演に先立ち、保健委員会として、東海地震やボランティア活動、生き方についてアンケートを行い事前の準備をし「生き方について考えよう」と取り組んで来たことが紹介されました。
 「この地域で大きな災害が起きた時にはボランティアに参加しますか」との問いに「積極的に参加する、誘われたら参加する」と60%もの生徒が回答しています。
 講演は、1995年1月17日午前5時46分の地震発生時の生々しい、衝撃的な映像から始まりました。中学校の体育館に4689人の人々が避難し、230日間に及ぶ避難所としての様々なドラマが語られました。
 1.17によって、命や、団欒、仕事など奪われたものは大きいが、思いやりややさしさ、人と人との絆、人の役に立つことの喜びなど残してくれたものも大きい。お年寄りに寄り添い感謝され、その後の人生を大きく変えた中学生の話など、会場の生徒たちも震災を乗り越えてきた16年前の同じ中学生の話に熱心に聞き入っていました。
 この会はすべて保健委員会の生徒によって運営されていて素晴らしい会だと思いました。残念だったのは生徒以外の聴衆が少なかったこと。せっかくの企画をPTAや地域のみなさんにも聞いてほしかったと思いました。(森 ケイ子)
 より詳しいことは宮田中学校のホームページも合わせてご覧ください。写真がいっぱいです。  

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