活動日誌−東奔西走

【11.02.14】海老名市コミュニティバスと足立区パークで筋トレを視察

生活に密着したコミュニティバスと健康づくり

   2月9日(水)日本共産党議員団で神奈川県海老名市のコミュニティバスに体験乗車し、事業の内容について勉強してきました。
海老名市では、H11年から、総合バス交通システムについて検討委員会を設置し、H14年4月からは、市民参加の「総合バス交通システム検討市民会議」で交通不便地域の解消を目的に、バス交通計画策定の調査や資料収集、検討を行い、16年11月に最終報告を取りまとめて報告。
 その中で交通不便地域の定義を、駅から1km バス停から300m以上離れている地域として、その地域を結ぶルートを検討するとしたとのこと。市民会議での検討と並行して15年9月から「国分ルート」の試験運行を開始し、市民会議は最終報告の中で、試験運行が有効であり、本格運行とすることを提言し、さらに次のルートの試験運行も提案しています。
 こうして、現在市民の足として、2ルートの本格運行と2ルートの試験運行を行っているとのことでした。私たちが乗ったのは、海老名駅から市役所までの短い区間でしたが、私たちの他に高齢の女性等3人が乗車。座席は11人ほどの小型で乗りやすい低床バス、座席の前に手すりも付いて高齢者や足腰の弱い人にも配慮された車でした。
 料金は1回150円(子どもは80円)市民にコスト意識を持ってもらおうと社内にも利用状況を知らせる表示を行い、回数券などには企業の有料広告を載せるなど努力をされているとのことでした。
 また海老名市の党議員団とも懇談をすることができ、社会福祉協議会が高齢者や障害者の外出の機会を増やすことを目的にコミュニティバスが走らない地域を補完する形で無料の福祉バス「ぬくもり号」の試験運行も始めたことを聞きました。また江南市のいこまいcar予約便のようなデマンド方式も提案しているとのことでした。
 どこでも共産党議員団がガンバっていることに励まされます。

車いすの時はスロープ板を運転手が装着する。  

  10日(木)は東京足立区の「パークで筋トレ」について視察しました。
 この視察のきっかけになったのは、市政アンケートに「ウオーキングや筋トレのできる公園にしてほしい」という要望が寄せられたことから調べたところ、全国的に健康づくりのための器具や施設が設置されている公園が増えていることが分かりましたが、設置したまま使われていないところも多い中で、足立区では、区内の公園で、区が主催して「パークで筋トレ」と銘打った講習会が開かれていることを知り行ってきました。
 現在は区内7か所で月2回程度高齢者を対象に行われています。指導するのは、区が公認するフィットネス指導員でこの方たちはみなボランティアとのこと。内容は、器具を使っての筋トレやストレッチの他にウオーキングやリズム運動などの指導やその人に合った運動メニューの相談にも乗っているとのことでした。
 残念ながら日程の関係で講習会の様子を見ることはできませんでしたが、私たちが行った花畑公園には、平日でも多くの区民が訪れ、自分のペースで1周200mのウオーキングコースを歩いたり、築山に設けられた手すり付きの階段の昇降を繰り返したりと、区民に親しまれ定着していることがよくわかりました。
 パークで筋トレの事業を行っているのはスポーツ振興課ですが、この公園を造るのは公園建設の担当であり、またウオーキング教室や介護予防教室など、それぞれの部署が行う事業を健康づくりとして位置付けて連携し、総合的に進められていることを学んできました。 
 

 

  海老名市・足立区のみなさん、ありがとうございました。

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