活動日誌−東奔西走

【10.08.08】被爆65年ー被爆者とともに核兵器のない世界へ

原水爆禁止2010世界大会に参加

   8月4日から原水爆禁止世界大会in広島が開会し、参加してきました。
今年の世界大会は、NPO再検討会議のニューヨーク行動の成果を踏まえ、核兵器のない世界を現実のものにしようとの決意があふれる大会でした。
 開会総会に出席した被団協の坪井直代表は85歳とは思えぬ迫力でしたが、網膜の病気で昨日退院したばかりとのこと。20歳の学生の時に1kmの地点で被爆、九死に一生を得た。この間再生不良の白血病、癌治療と12回の入退院を繰り返したが、今を生きている私は、亡くなっていった人々の願いである「核のない世界」を見るまでは死ねない。NPT会議でやや夜明けが見えてきたと力強いメッセージでした。
 広島の秋葉市長も来賓として出席。平和市長会議として2020年核廃絶ビジョンの実現に向けての明確なプログラムと決意を語るとともに、被爆国日本に核廃絶に向けてのリーダーとしての役割を果たすこと、核保有国政府に、核兵器禁止の呼び掛けをするよう求めました。秋には、ノーベル平和賞の受賞者の会議を広島で開催するとのこと。オバマ大統領も出席するのでしょうか。2020年までに核兵器を廃絶し、広島でオリンピックを開催しようと呼びかけました。
 総会では被爆者の方を始め各国からの代表や国内各地からの核兵器廃絶署名の取り組み、被爆体験を語り継ぐ取り組みなどが多彩に報告され、北から南ら歩き続けてきた平和行進も集結。江南にも立ち寄った大越文さんの元気な姿もありました。(森 ケイ子記)

開会総会(県立総合体育館・グリーンアリーナ)  

  NPTニューヨーク行動の報告

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