活動日誌−東奔西走

【10.02.12】感動した「シロタ家の20世紀」

江南ふれあい市民のつどい=江南市女性連絡協議会主催

   2月11日(祝)江南市民文化会館小ホールや展示室を会場に、江南市女性連絡協議会主催の「江南ふれあい市民のつどい」が開催されました。
 展示室では各団体や委員会の活動報告・作品が展示され、活発な活動が展開されていることがわかります。特に今年は、江南市が2月20日に男女共同参画都市を宣言するということで、これを記念した絵手紙募集が行われ、40点ほどの絵手紙や色紙が展示され関心を呼んでいました。

   

 

  小ホールでのメインの行事は、午後からの記録映画「シロタ家の20世紀」の上映と藤原智子監督の記念講演です。
JHQのメンバーとして日本の憲法草案の起草にかかわり、憲法24条に男女平等の精神を盛り込み、日本女性の地位向上に貢献したとして広く知られるベアテ・シロタ・ゴードンさん。そのベアテさんやピアニストだった父親レオ・シロタと家族の数奇な運命とともに20世紀の戦争や迫害の歴史が膨大で緻密な資料とともに丁寧に描かれています。
 感動だったのは、映画のラストに、スペインのカナリア諸島の中のグラン・カナリアのテルデという市の町の中に「ヒロシマ・ナガサキ広場」があり、そこにスペイン語で書かれた日本国憲法の9条全文が書かれた碑があるということです。広場の名前や9条の碑を提案したのは島に住む女性だったとのこと。市長へのインタビューでは「9条の条文は世界の希望であり、世界に広げていくべきもの」と語っていました。
 機会があったら多くの人に見ていただきたい映画です。
ベアテさんは、高齢にもかかわらず、毎年のように来日し、24条とともに9条を守ることの大切さを訴え、一昨年に開かれた9条世界会議にも参加されています。(森 ケイ子記)

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