市政の動き−政策見解
【22.08.23】一部江南市議による市職員へのパワハラ根絶を
市長から議長あてに市職員へのパワハラ防止徹底を求める申し入れ書が提出されました。
【一部の市議会議員による市職員への蔓延するパワハラに対し、市長から防止徹底を求める申入書】
8月19日、全員協議会で、議長に対する上記の申入書について協議が行われました。
申し入れでは、議員から受けたパワハラに関する市職員アンケート(記名で実施)結果に基づき、議会基本条例や議員政治倫理条例違反のおそれを指摘。
市職員が職務に対するモチベーションを保ち、精神的に安心して働ける職場環境とするために、アンケート結果を重く受け止め、市議会として適切に対処するよう強く求める申し入れとなっています。
ここをクリック→市議会議員による市職員へのパワハラ防止を求める市長からの申入書
ここをクリック→市議会議員から市職員へのパワハラ等状況アンケート結果、2022年8月19日
全員協議会では、議員の一部から「議長・副議長に相談無くアンケートを実施した」「事実確認ができていない」「市当局の一方的な見解だ」などとアンケート結果に対し否定的な意見も出ましたが、
「事実を事実として重く受け取めて、弁護士などによる第三者委員会を設置し真相を明らかにし、膿を出し切るべきだ」「議員のパワハラ研修が必要」などの意見が多く出され、議長が市長からの申入書を受け取ることになりました。
ようやくようやく、一歩、前に進みはじめました。
この3年半の間、市職員が一部の議員からのパワハラにおびえ、恐怖を感じながら仕事をする深刻な状況が続いてきました。
市職員が仕事に集中できず職場全体の士気が低下。
議会への信頼も失墜。
これらを招いた、議員のパワハラ行為を、今日まで、議会自ら是正できなかった責任を、市議会全体で重く受け止めなければなりません。
重大なのは、昨年末(議会に対しては今年1月19日の各派代表者会議で示された)無記名で実施した職員アンケート結果が市長から提示されたにもかかわらず、これが公表されなかったことです。
そこでは今回の記名実施のアンケートの2倍もの数の職員が、「議員からパワハラ等を受けたことがある」「これに類するような精神的な苦痛を受けたことがある」と答えていたにもかかわらず、一部議員から「無記名では信憑性に欠ける」と声があがり、このアンケート結果を取りあげた3月定例会の新風クラブ議員の一般質問が、一部、削除に追い込まれたことです。
この結果、無記名アンケートに寄せられた多くの市職員の悲鳴が公表もされず、さらにパワハラ行為の深刻化を招く事態となったことです。
日本共産党議員団は、一部の市議による市職員への蔓延するパワハラ行為を直視し、パワハラの根絶と市議会の正常化、民主化のために、先頭に立って奮闘する決意です。