市政の動き−市政の動き

【20.08.23】新ごみ処理施設環境影響評価準備書、説明会

環境影響評価準備書に意見を

  8月23日、中般若町北浦を予定地とする、2市2町の新ごみ処理施設の環境影響評価準備書についての住民説明会(すいとぴあ江南にて)に参加しました。

1.生態系調査によってホンドキツネの営巣を確認。工事の影響が出ることがわかり、ホンドキツネの生息環境の整備が河川敷対象に行われることに。


2.新ごみ処理施設の建物と煙突の出現が、周辺の住居地付近にかなりの圧迫感をもたらすことがわかりました。圧迫感を低減するため、可能な限り建築物を小さくする、建築物は大きな壁面の分節化、落ち着いた色彩等に配慮するとされました。

  3.予定地付近の交通渋滞、とくに愛岐大橋南交差点付近の渋滞への影響については、準備書では目安値以下とされましたが、現に、朝夕の時間帯はひどい渋滞が発生しており、車両の出入り時間帯を分散させる必要性があることがわかりました。施設南側の県道浅井犬山線から予定地への進入交差点に信号をつける予定のないことも判明。周辺道路の渋滞に悪影響が及ぶ恐れがあります。


4.参加者から質問が出たのは、木曽川洪水時の新ごみ処理施設の水没回避について。木曽川氾濫時、予定地は最大5mの浸水深となることが予測されています。新ごみ処理施設の整備にあたっては、発電施設の設置を高い位置に計画する、防水扉や防水シャッターで浸水を防ぐなどの工夫を、事業者募集にあたり提案を求めており、予定地の土盛りは施設高が高くなりすぎ、圧迫感が酷くなるため行わないとのことでした。

5.予定地内は、中般若区の土葬墓地をはじめ、地権者同意の得られる見込みのない土地が複数個所残っており、ここを避けての余裕のない施設配置とならざるをえません。他にも、予定地内の土壌汚染が工事で拡散しないのかなど未確認部分が残っています。


準備書は、要約版で128ページ。本編は資料編を除いて840ページもある膨大なものです。準備書の縦覧は8月14日から9月14日まで市役所や各支所で。市HPでも可能です。
意見書提出期限は9月28日です。


予定価格(上限額)429億円(ただし、整備費+20年間の運営費合計額)という巨大事業です。悔いのない、安全安心なごみ処理施設となるよう、意見書の提出をお願いします。

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