市政の動き−市政の動き
【18.08.20】臨時議会、小学校エアコン設計費は可決したものの…
不明瞭な工事実施見通し
8月20日(月)、市議会8月臨時会と、8月30日開会予定の9月定例会に向けての全会派合同説明会が開催されました。
臨時議会では、小学校10校の普通教室にエアコンを設置する設計費用3071万6千円と民間ブロック塀を撤去する補助金200万円などの補正予算を、全会一致で可決しました。
注目の小学校普通教室へのエアコン設置。
議案質疑で明らかになったのは、国補助金頼みの何とも心もとない不明瞭な方針。
国補助金が要求どおりにきちんと交付されれば、予定通り来年度に工事、再来年夏から使用可能になる見通しというだけで、万一国補助金が交付されなかった場合、市単独でも事業を実施するのかとの「問」に「明確な答」はありませんでした。
残る中学校5校へのエアコン設置は、来年度に設計委託料を計上するが、工事の時期、利用可能になる時期について明確な答弁もありませんでした。
江南市の小学校10校に、期待どおり本当にエアコンは設置されるのでしょうか?
文部科学省の学校施設環境改善交付金の交付の見通しが立たないこと、3分の1補助が建前なのに、実質は補助単価が低く5分の1補助程度の貧弱なものにすぎないことが大きな障害になっています。
設置工事費用は、1教室あたり概算で約300万円。江南市は、児童が普段利用する普通教室、特別支援学級、少人数学級、学習室など約230教室への設置を検討中で、膨大な事業費となります。国補助金なしで市単独で実施するのは厳しいものがあります。
来年の夏にエアコンが間に合うよう、国補助金の大幅な増額、補助単価の引き上げ、豊かな財政力を誇る愛知県の単独補助の実施が必要です。あらゆる方面から、国県へむけて声を挙げていきましょう。