市政の動き−市政の動き
【17.10.28】「ジョイフルむつみ」の用地・建物を市へ合意返還
返還される施設の活用法は未定
議員団HP、2016年11月22日付でお知らせしたように、養護老人ホーム「ジョイフルむつみ」(下写真)を、個室化改修を終えた元特養「サンライフ江南」の建物に移転させる要望が出ていた問題で、現在の「むつみ」用地・建物を市へ返還することについて、市と社会福祉法人サンライフ間で合意したことが、10月27日(金)の全員協議会で報告されました。
これによって、養護老人ホーム「ジョイフルむつみ」は、来年1月頃に移転。
空き家となる建物・用地は、そのまま江南市に返還されることになります。
サンライフの負担は何もありません。合意書(案)では、2008年に締結した「建物譲渡契約」「土地使用貸借契約」を合意解除し協定書を廃止するとしています。
そもそもサンライフがむつみ現施設において30年間にわたり養護老人ホームを運営するというのが、サンライフの契約上の義務のはず。築25年にもなる古い施設と用地を、契約に反して市に返還し何も負担しないという社会福祉法人サンライフのやり方は、あまりにも身勝手です。
老朽施設の取り壊し費用はせめてサンライフに負担させるべきだなど、議員から厳しい質疑がありましたが、「弁護士に相談した結果、難しい」との市答弁でした。今後の施設の活用策は、「白紙」(市答弁)とのこと。
市民の貴重な財産を党議員団や市民の反対を押し切って民間に無償譲渡した結末がこれでは、市民に説明がつきません。
その他、全員協議会では、布袋駅東地区まちづくり基本構想(素案)や、新年度からの市行政機構変更案、布袋駅複合公共施設の公共部分の変更案などについて協議し、来年度から10年間の第6次江南市総合計画(案)ついて報告がありました。