市政の動き−市政の動き
【16.10.03】新ごみ処理施設整備検討委員会を傍聴
大切な問題を短時間の審議で決定
10月3日(月)、第1回2市2町新ごみ処理施設整備検討委員会を傍聴しました。
8年越しで候補地問題が紛糾し、地元住民代表が参加する施設整備検討委員会がこの日、初めて開催されました。
大事な会議であるにもかかわらず、開催通知はブロック準備室ブログに掲載されたのみ。議会にも全く知らせないままの開催であったため、傍聴者は市民5〜6人だけでした。
施設整備検討委員会は、2市2町それぞれの議員、行政関係者、環境団体の計16人と、建設地地元6地区から住民代表8人の合計24人。区として建設地に一貫して反対している小渕区の代表2名は欠席でした。
委員会の検討事項は1.ごみの減量化・資源化について 2.施設規模について 3.ごみ処理方式について 4.余熱利用について 5.公害防止、環境保全について 6.施設配置、動線について 7.環境学習、啓発についてと多方面にわたります。
これらの重要な検討事項について、今年度末までの5回の会合(うち1回は施設見学)で結論を出そうとしているのですから、大変です。しかも委員の多くは、ごみ処理施設について知識を持ち合わせている専門家ではないので、さらに大変です。
第1回の会議では、ごみ減量化方針と新施設の規模、廃プラスチック焼却へ処理方法の変更、処理対象物の範囲、粗大ごみ(不燃ごみ)破砕処理施設の建設について、わずかな時間の審議で次々に決まりました。
長年にわたり江南市、扶桑町、大口町では、ごみの細かな分別、資源化の努力を市民に求めてきました。これが定着し、可燃ごみの出し方・分別が徐々に丁寧になり、減量も進んできたのではないでしょうか。こんなに短時間の議論で、分別方針の大転換となる廃プラスチック焼却を決めてよいのか、不満と疑問で一杯でした。(掛布まち子記)