市政の動き−市政の動き
【16.06.06】江南市地域公共交通会議を傍聴
公共交通網を再編する本気度は?
6月6日(月)、江南市地域公共交通会議を2人で傍聴しました。
昨年までの会議と比べ,公募市民が2人加わって委員の人数が増え18名になっていました。今年度市が行う交通基礎調査の計画案や過去の経緯、法律上制度上の問題、法定協議会と地域公共交通会議の相違点、過去の市民アンケート結果など膨大な資料を、調査を請け負ったコンサルタントが一気に説明。
委員への資料送付が直前過ぎて準備が間に合わないとの苦言が、複数の委員からありました。会議は、意見も質問、要望も少ないまま進行。会長が盛んに発言を促しても議論は深まらず、市当局の案をあっさり了承して会議終了。
「もっと活発な地域公共交通会議にするべき」見本のような会議で、傍聴していてストレスがたまりました。
今年度の基礎調査の結果、市内公共交通網の再編に進むのか、現状のまま何もしないで良いのかを決定し、再編に進むことになれば法定協議会に移行するとの従来通りの方針。
基礎調査の観点として、「これ以上の財政負担の増加が必要か」「本当に困っている人がいるのか。市内に公共交通空白地域があるのか」を調べるとしていたのには、驚きでした。
市当局は超高齢化が進行する江南市の将来のあり方を本気で考え、本気で公共交通網再編をやる気があるのでしょうか? 不安がふくらんだ会議でした。
なお、8月〜9月にかけ、基礎調査の一環として市内約5箇所で住民との意見交換会を開催する予定であることがわかりました。