市政の動き−市政の動き

【13.11.06】3回目の新ごみ処理施設説明会

減る参加者、これで地元合意の判断?

 3回目の候補地地元説明会が始まり、党議員団も傍聴。10月20日夜の中般若地区説明会は3時間以上にも及びました。

 市は中般若町北浦地区7.2haのうち中心部3.4haを新ごみ処理施設敷地とし、集会施設、余熱活用の観光農園や植物工場、緑あふれる公園整備などの地域振興策を行政提案として例示。 過大すぎると批判があった日量236トンの新施設規模は、直近のごみ量実績値などから暫定値として日量212トンとすると発表しました。
 

 反対住民からは環境悪化への不安や選定経過への疑問の声、2市2町首長の意見交換会参加、民主的対応を求める声などがあがりました。般若地区、草井地区の説明会では、財源の根拠、ごみ発電優先か、他施設で起きた排ガスデータ改ざんについて、地元協力金の有無、地元合意をどう判断するのかなどの質問が出されました。

 3地区とも回を重ねるごとに参加者が減少しています。市当局は「住民理解が進んでいるから」と判断していますが、果たしてそう言い切れるのでしょうか。

 残念なのは、将来を見通し市民全体でごみ減量・資源化にどう取り組み、安全な施設にしていくのかという、本質的な議論がほとんどないことです。建設地の地元合意を先行させ、その後に、あれもこれも決めていくというのでは、住民に白紙委任を迫ることになるのではないでしょうか。
 

▲ このページの先頭にもどる