市政の動き−市政の動き

【10.11.25】住宅リフォーム・ジェネリック医薬品の普及で先進の市を視察

日本共産党議員団で呉市と彦根市に行ってきました。

 11月17日(水)にジェネリック医薬品の普及で成果を上げている広島県呉市を訪問しました。
明治35年に市制がひかれ、旧海軍の軍港や、造船所のあったところで「戦艦大和」もここで建造されています。10分の1に再現したこの「大和」などが展示されている大和ミュージアムには多くの観光客が訪れているとのことでした。
 呉市では、医療機関も多く、医療費の高騰が国保会計を圧迫しており、その対策として早くからジェネリック医薬品の普及について検討を進めてきました。H19年に医師会など地域保健対策協議会にジェネリック医薬品検討委員会を設置し、市販後の調査なども行っています。
 H20年にレセプトのデーターベース化が予算化され、一部にジェネリック医薬品の効果に疑問や反対の意見もあったそうですが、市民公開シンポジウムなどを行い、年金生活の方などから「少しでも支出を抑えることができるならぜひ普及してほしい」との意見もあって、H20年7月に「ジェネリック医薬品促進通知」を成人病や慢性疾患の患者2970人に発送。その結果20年度は、諸経費を除き9ヶ月間で4452万円の削減、21年度は8871万円と医療費の削減効果を上げています。
 また呉市では重複受診や頻回受診者への訪問指導も行い、なによりも病気にならないための健康づくり運動も市を挙げて取り組まれていました。
 説明に入る前に担当の係長さんが「ジェネリックの取り組みだけしているわけではありません」と言われたことがよくわかりました。
 この日は福岡県太宰府市の公明党の議員さんも一緒に説明を受けました。

18日は、彦根市を訪問し、住宅リフォーム助成制度について勉強してきました。
 彦根市では既にH14年から4年間、緊急雇用対策として実施した実績がありました。1昨年秋からの不況で再び20年12月補正で事業を開始したとのことです。
 内容は、前回よりも充実し、20万円以上のリフォーム工事で、市内の業者が施工する工事を対象に、工事費の20%、20万円を限度にリフォームを行った市民に助成する制度です。
 21年度は、当初の2000万円の予算では希望に応じきれず、1800万円を補正して対応したとのこと。今年も247件の申し込みがあり、110件しか対応できていないため補正が検討されているようです。21年度は3680万円の執行に対し工事費は4億6509万円と13.4倍の経済効果をあげ、この工事にかかわった業者は130社を超えるとのことです。
 確実に地元の業者にお金が回る事業で、仕事がないと困っている業者の仕事おこしに江南でもぜひ実現させたいと思いました。
 彦根市では、日本共産党議員団の山田多津子議員、成宮祐二議員に同席していただきいろいろ助言をいただきました。
 お世話になった皆さんありがとうございました。

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