活動日誌−東奔西走

【16.10.27】シティプロモーションで、人口増めざす?

市議会総務委員会で行政視察

   江南市議会総務常任委員会で10月24日から3日間、行政視察で兵庫県尼崎市、広島県東広島市、大阪府枚方市を訪問しました。

 尼崎市では、隣接の伊丹市と共同で設置し運用している消防指令センター、東広島市ではシティプロモーション事業、枚方市では退職自衛官を採用した危機管理監の配置について、それぞれ研修しました。

 

   人口約19万人の東広島市は、ほとんどの自治体が人口減少を迎えた中で、過去10年間人口増加が続く自治体です。

 高速道路や新幹線、空港等の広域交通網に恵まれた立地の良さ、住宅地開発、大学・研究機関の立地などの好条件に加え、他市に先駆けて2010年から積極的に取り組んできたシティープロモーション事業が功を奏しています。

「子育てするなら東広島」を打ち出し、子育て世帯が住みたくなる街のイメージを形成。

 テレビCMや、特設WEBサイト、Web広告、新聞や雑誌広告、駅貼りポスター、情報誌発行など、業者に委託しあの手この手の宣伝作戦。

 さらに市民の力も借りて市の魅力を発信する「PRサポーターズクラブ」、東広島市ゆかりの有名人を動員し「PR大使」の制度も創設し、現在第2期プロモーション戦略プランが進行中でした。

 

  子ども医療費助成などの経済的支援策については、他市町に比べ決して飛び抜けているわけではありませんでした。

 東広島市の可能性をうまく生かしたPR戦略が、市への好感度と関心を高め、市民の市に対する愛着心を生み出しているようにも思えました。とはいえPR事業は、市単独で毎年2千万円以上の経費を掛ける大胆なものでした。

 江南市も今年度、国交付金を受けてシティプロモーション事業を行っています。東広島市の取り組みや意気込みと比較し、江南市は?・・・・考え込んでしまいました。(掛布まち子記)

 写真上は、東広島市のPRパンフレット。下は、行政視察の空き時間に委員会メンバーで訪れた、広島平和記念公園の原爆死没者慰霊碑。平和記念公園には多くの修学旅行生、外国人の姿がありました。

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