活動日誌−東奔西走

【13.03.27】養老町オンデマンドバスを視察

養老町のオンデマンドバスを視察しました

   2月25日(月)、タウンバスを実現する会(準備会)のメンバーなど13人で、岐阜県養老町のオンデマンドバスを視察してきました。

 養老町ではこれまで町内を走らせていた公共施設巡回バスの利用者が年々減少する中、「もっと便利に」と、町長の公約にもとづき昨年11月から東京大学が開発したコンビニクルのシステムを活用し、10人乗りワゴン車7台で町内全域のオンデマンドバスを試行中です。

 現在料金は無料で、バス1台あたり平均3〜4人の乗合。予約は前日から当日30分前まで、電話で帰りの便も合わせて予約可能。町内のすべての病院、歯科医院にバス停をもうけ、スーパーなどにバス停を設置する場合は月1000円の協賛金を徴収。バス停の数は巡回バス時の86ヶ所から大幅に増えて218ヶ所。自宅を乗降場所にすることは行っていませんでした。

 バスの台数は当初の4台から、利用者が増えるのに合わせて7台に増車。バスは補助ステップや手すりを付ける福祉車両仕様で、1日平均150人の利用者があるとのことです。
 

   国補助金を活用しバス4台を町費で購入していること、岐阜県のバス事業補助金が活用できること、利用者の乗降場所が厚生病院と老人福祉センターに圧倒的に集中していることなど有利な条件があり、比較的順調にスタートを切っているようでした。今後は乗合率をさらに高める工夫をし、H25年度中には有料化して本格運行に移行したいとのことでした。

 役場内にあるオペレーター室やバスも見学させてもらいました。特にバスは乗降口がとても広く、低い補助ステップがあり、車内も広くて手すりがしっかりついているなど、参加者一同感心して帰ってきました。(掛布まち子記)

 

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