活動日誌−東奔西走
【10.01.31】こんなに大きくなりました。
心がホッとうれしくなるときです。
1月30日朝 議員研修会に行くために、江南駅で電車を待っている時のこと。「森さんですね。娘もこんなに大きくなりました。母も一緒です。」と声を掛けてきた方がありました。その方は10年ほど前、夫の暴力から逃れて、母親のいる江南団地の実家に戻ってきている時に、実家にいては危ないとたまたま空いていた家をシェルターに貸してあげた方で、その後お母さん娘さんと団地を出て自立した生活ができるようになっていました。赤ちゃんだった娘さんは小学校5年生。今日は「1年に1度だけ、娘の好きなイチゴ狩りに行くんです」とのことでした。
つらい体験をした後、子供や家族と一生懸命生きている姿が伝わってきて、本当にうれしい思いになりました。
先日も「あの子に女の子が生まれて私もおばあちゃんになっちゃた」とうれしそうに声をかけていただきました。この方も私が議員になって間もなくのころ「赤ちゃんと私を残して夫がいなくなってしまった」と相談があった方です。夫の行方も分からないまま、江南団地に戻り、家族のもとで再婚もせず、必死に一人娘を育ててきました。3年前の選挙の時には「娘も成人してやっと森さんに1票を入れることができるようになりました。」と選挙事務所に訪ねてきてくれた方です。
私たちのところには、さまざまな相談が持ち込まれます。私たち議員や党員はその方の身になって何とか応えようと努力しますが、こたえきれないときもあります。こうした時にこのように声をかけられたり、頑張っている姿を見ると心から嬉しくなり、心が温かくなるのです。(森 ケイ子記)