活動日誌−東奔西走
【08.11.15】明日へ紡ぎつづけてー映画製作へ
畑田重夫先生を迎えて事務所開き
熱き青春の日々ー10万の少女たちが残したものは……1950年代繊維王国と言われた愛知で、戦後の産業の復興を担った汗と涙の繊維労働者のたたかいをドキュメンタリー映画に作り上げる取り組みが、かつての乙女たち、紡績や製糸で働いた人たちによって進んでいます。
題名は「明日へ紡ぎつづけて」
監督は、「えっちゃんの戦争」の山本洋子監督
制作委員会の委員長は畑田重夫さん
制作のための事務所開きが11月15日午後名古屋で開かれました。
委員長の畑田重夫さんも今年85歳とのこと。自ら愛知の若き繊維労働者とかかわった思い出を交えながら「歴史に学び、現実を見つめ、歴史をつくる」映画製作の意義について熱く語り、ぜひ今の若い世代に見てほしい、自分のネットワークも活かして成功させたいと決意も披露されました。
山本監督は、今 蟹工船が話題になっているが、繊維の若い労働者が畑田先生などを講師によく勉強し、本物の文化を取り入れて、果敢にたたかった。そういう少女たちがいたこと、小さい炎が各地で確実に現代に、若者たちに、引き継がれてきていることを伝えたい。と思いを語られました。
当時の乙女たちももう60代から80代。
自分たちが、頑張ってきたことを後世に残したい、そういう思いを持った人たちが集まって、ふたたび青春の熱き思いが湧き上がり、映画製作を成功させようと頑張っています。
わたしも、愛知ではなかったけれど大同毛織の労働者として、綿ぼこりの中で働き、学び、たたかった青春は現在の自分をつくった原点であると思っています。
それは繊維で働き、たたかった皆さんの共通の思いです。だからこそ40年も50年も前のことだけどそれが映画になると聞き、多くの人たちが事務所開きに集まり、自分も頑張ると情熱を傾けることができるのだと思います。
映画は、お金が集まり次第、年内に制作にはいり、来年のメーデーまでには完成させたいとのこと。
映画製作協力券は、1枚1000円です。
ご協力をお願いします。 (森 ケイ子)
あいさつする山本洋子監督