市政の動き−市政の動き

【19.01.12】図書館基本計画の策定委員会傍聴

運営方法決まらないまま

  1月11日(金)、第4回江南市図書館基本計画策定委員会が開催され、傍聴しました。基本計画の素案が議論の末、決定され、1月28日から2月27日までの間、パブリックコメントが実施されます。


今回、議論の中心となったのは、新図書館の運営手法について。
これまでの一般質問への答弁では、策定委員会に十分な資料を提示した上で、直営か、指定管理者制度か決定し、基本計画の中で示すはずでした。


ところがこの日の策定委員会で市は、運営手法は策定委員会では決めず基本計画中の参考資料にとどめ、「江南市の公の施設の管理運営方針の基本的な考え方」に基づいて後で判断すると、うやむやな結論で終わりました。



  策定委員会では、指定管理者制度の導入をめぐり賛否両方の立場から様々な意見が出されました。


H19年度から江南市は全国に先駆けて指定管理者制度を導入。現館長さん以下、司書の方々の献身的な取り組みが功を奏して、市民や行政関係者からも評価をされていることは事実です。それだけを根拠に、新図書館でも指定管理者導入の結論をと主張する委員もありましたが、一面的すぎるのではないでしょうか。



図書館の専門家である委員の方が「指定管理者制度がコスト削減にならないことは図書館界では認知されており、図書館に指定管理者制度はなじまないと総務大臣も明言している。江南市が指定管理でうまくいったのは、稀有な事例にすぎず、一般的に指定管理者制度に事業の継続性はなく不安はぬぐえない。直営で行うべき。」との意見を述べられていました。



図書館は誰でも無料で利用できる施設。利益をあげる施設ではありません。この施設の運営に指定管理者制度を導入すれば、請け負った民間企業は人件費を削り利益を確保するしかすべがありません。この最も重要な視点を、直視する必要があるのではないでしょうか。



新図書館計画には、問題点が山積みです。

1.新図書館への公共交通整備の予定がないこと。

2.民間企業主導(PPP/PFI手法)で進む布袋駅東開発の一環で整備する複合公共施設内への移設となることから、どのような民間施設(商業施設?)との合築となるのか民間企業まかせ。敷地利用計画や設計段階で市民要望を出す余地がありません。30年で民間企業との契約終了となったあと、図書館と合築の民間施設は取り壊すことになります。その後、図書館はいったい、どうなるのでしょうか。

3.新図書館の運営方法を、どこでどのように決めるのか不明です。


4.新図書館の資料購入費計画が少なすぎです。現在の1.5倍(年間1800万円)を見込んでいますが、これでは、開館時に古い本が書架に並んでしまうだけでなく、書架が空っぽ状態で開館を迎える、目もあてられない事態になりかねません。


5.新図書館の機能を補完する公民館図書室などの新たな分室の構想が、煮詰まっていません。市全体の公共施設再配置計画との整合性はあるのでしょうか。絵にかいた餅で終わらないでしょうか。



新図書館をめぐる問題点は挙げだしたらきりがありません。
パブリックコメントが始まったら、沢山の意見をぜひ出してください。

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