市政の動き−市政の動き

【17.08.17】国保税、来年からどうなる?

市国保運営協議会を傍聴しました

  来年度から、国民健康保険が県単位の財政運営に移行します。

今でも加入世帯の2割が滞納を抱える高い国保税がさらに値上げになる怖れがあり、6月議会でも質したところです。市国保運営協議会を傍聴し、シミュレーション資料を見てさらに心配が募ってきました。

 江南市は県単位化と同時に、仮算定の廃止と資産割の廃止も行おうと計画しています。

仮算定廃止で税額自体は変わりません。しかし納付回数が年10回から8回に減ることで、1回分の納付額がアップし負担感が増すことになります。

また、国保資産割は固定資産税との二重課税になり、市外の固定資産には賦課されず不公平など、問題点が多々あり、近隣自治体でも一宮市、犬山市などが相次いで資産割を廃止しています。

  江南市でもこれまで資産割廃止を求めてきました。

資産割で課税している約2億6千万円分の税額を、所得割や均等割(1人当たり)平等割(1世帯あたり)に割り振って賦課すれば、固定資産を持たず所得が多い世帯や被保険者数が多い世帯が、特に大幅値上げに見舞われます。

値上げをできる限り抑えるために、一般会計からの繰り入れ増額や複数年度にわたり少しずつ廃止するなどの配慮が必要です。しかし市の計画では、仮算定廃止、資産割廃止、県単位化の3つを一挙に行おうというもの。国保税大幅値上げのトリプルパンチが市民を襲いかねません。

市国保運営協議会は、10月下旬に県から示される納付金額、標準保険税率の試算に基づいて、改めて協議することで終わりました。

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