市政の動き−市政の動き

【16.12.14】12月議会が閉会しました

一般会計補正予算など4議案に反対

 江南市議会12月定例会が14日(水)に閉会しました。

最終日に人事院勧告に準じた市職員の給与、ボーナスの引き上げと給与条例等の改正、市議、市長など特別職のボーナスの引き上げ、関連する補正予算も追加で提案されました。また議員提出の意見書も2件提案されました。

 これら全25議案のうち日本共産党議員団は、一般会計補正予算、個人情報保護条例改正、市議会議員の期末手当引き上げと関連予算の合計4議案に反対し、残り21議案に賛成しました。

 議員提出意見書は「ホームドアの設置と内方線付き点状ブロックの整備促進を求める意見書」と「地方議員の厚生年金への加入を求める意見書」。全会一致で可決しました。

 

  反対討論の概要を紹介します。

1.一般会計補正予算(森ケイ子議員が討論)

 以前から一貫して無駄な道路整備と反対してきた布袋本町通り線の拡幅工事減額修正予算では、特に幅4mにもわたり道路用地への提供を求められた地主等の同意が得られず計画が遅れていること。

布袋駅名古屋方面エスカレーター(来年3月供用開始)の2か月分の維持管理経費を全額江南市が負担する経費101万円については、名鉄との覚書に反する予算計上で、維持管理協定もまだ結ばず、積算根拠も明確でないこと、市が設置費・維持管理費を全額負担して名鉄構内に設置するのは道理に合わないこと。などを指摘し反対しました。

設置予定の布袋駅エスカレーターは、人を感知して自動運転停止する1人乗り上り用3基。写真は他駅のもの。

2.市個人情報保護条例改正(掛布まち子議員が討論)

 法定事務に加えて、市独自でマイナンバーを利用すると定めた独自利用事務についても、来年から情報提供ネットワークシステムを使い他市町村などと情報連携できるようにするマイナンバー法一部改正に伴う条例改正。

市が保有する特定個人情報の流出と集積リスクが格段に高まり、個人情報保護が困難になる。として反対しました。
 

3.市議会議員の期末手当引き上げと関連予算(掛布まち子議員が討論)

 人事院勧告に準拠し市議会議員の期末手当支給月数を年間3.15月から0.1月分引き上げ、3.25月分に改定する条例改正で、市議会議員の期末手当は年間6万6700円アップ、市議会全体で年間148万1千円アップさせる内容。

 人事院勧告に準じた改定は尊重するのが筋だが、市内民間事業所の経営状況が急速に悪化していること。9月議会で公共施設使用料の有料化・値上げを可決し、少ない年金の高齢者に負担増を強いながら市議会がボーナスを引き上げるのは控えるべきとの配慮から、反対。

(この2議案に対し、江南クラブ所属2議員が採決時に退席しました)  


なお、人事院勧告に準拠した市職員等の給与改定は、若年層に厚く平均で0.27%の引き上げ。期末手当は0.1月分の増額。その他、配偶者手当を半額にし、子どもの扶養手当を増額するなどの内容です。

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