活動日誌−東奔西走

【17.06.09】教科書展示会に道徳教科書が

愛国心の刷り込みに違和感

   6月9日から市立図書館で始まった、小中学校教科書展示会に出かけました。

今年は、来年度から正式教科となる小学校の道徳教科書の採択の年。ずらりと8出版社の道徳教科書が並んでいました。さっそく、文科省検定で「パン屋」から「和菓子屋」に変更させられて話題となった東京書籍の1年生道徳を手に。

  「国や郷土を愛する態度」をテーマに教えるページで、散歩途中に子どもが和菓子屋さんできれいな日本の和菓子に感動する話が掲載されていました。

とって付けたような不自然さ…。どの出版社のどの学年の教科書も一様に、約22の徳目に沿って教訓めいた話が掲載されており、みごとに統一された出来栄えに驚いてしまいました。

子どもたちや教職員が、特定の価値観にいっせいに誘導させられはしないかと、不安になった教科書展示会でした。

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